Obsidian×Alfredでワンタッチメモ作成する方法

#Development / #Obsidian

はじめに

この記事では、Obsidianにサクッとメモを送るための「fobスクリプト」設定方法を解説します。

ターミナル操作が苦手な方でも順番通りに進めれば大丈夫です。

Obsidianの基礎については以下の記事で解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

また、他の便利なメモ方法は以下で解説してます。

設定方法

fn スクリプトの設置

ホームディレクトリ直下に「bin」フォルダを作成してください(例: /Users/YourUserName/bin)

※YourUserNameの部分は自身の環境です。

ホームディレクトリ直下に「bin」フォルダを作成する参考画像
ホームディレクトリ直下に「bin」フォルダを作成

作成した「bin」フォルダをエディタで開いてください。

その後「bin」フォルダの中に「fn」ファイルを作成し、以下のコードを貼り付けてください。

#!/usr/bin/env ruby
require "fileutils"
require "time"

vault = ENV["VAULT_DIR"] or abort("VAULT_DIR 未設定")
inbox = File.join(vault, "00_Inbox")
FileUtils.mkdir_p(inbox)

body = ARGV.join(" ").strip
abort("⛔️ メモが空です") if body.empty?

ts     = Time.now
fname  = ts.strftime("%Y-%m-%dT%H%M%S") + ".md"
path   = File.join(inbox, fname)

File.write(path, body + "\n", encoding: "UTF-8")
puts "✅ New note → #{path}"
「fn」ファイルを作成する参考画像
「fn」ファイルを作成

エディタのターミナルを開き、以下のコマンドを実行してください。

※Documents/10_ripo/my-obsidianは自分の環境に合わせて設定してください。

chmod +x "$HOME/bin/fn"
echo 'export VAULT_DIR="$HOME/Documents/10_ripo/my-obsidian"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$HOME/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

ターミナルで以下を実行し、Obsidianに保存されていれば成功です!

fn "メモテスト"
Obsidianに保存されていれば成功
Obsidianに保存されていれば成功

Alfredの設定

Alfredの設定画面から「WorkFlow」を選択してください。

「WorkFlow」を選択する参考画像
「WorkFlow」を選択

画面中央の「Create a new Workflow」を選択してください。

「Create a new Workflow」を選択
「Create a new Workflow」を選択

「Name」をQuick Note to Obsidian など任意で入力し、「Bundle Id」はquicknote などと他と被らないIDを入力してください。

その後右下の「Createボタン」を押してください。

2項目を入力し「Createボタン」を押す参考画像
2項目を入力し「Createボタン」を押す

画面中央のキャンバスで右クリック → Inputs → Keyword を追加を選択してください。

Inputs → Keyword を追加を選択する参考画像
Inputs → Keyword を追加を選択

Keywordは、呼び出すときに設定したいコマンドを入力してください。

Titleは「Create a new Workflow」などと好きなものを設定してください。

SubTextは空欄でOKです。

入力後、右下の「Save」を押してください。

各種項目を入力し、右下の「Save」を押す参考画像
各種項目を入力し、右下の「Save」を押す

次に再度画面中央のキャンバスで右クリック →Actions → Run Script を追加してください。

Actions → Run Scriptを追加する参考画像
Actions → Run Scriptを追加

Language: /bin/zshを選択してください。

Script:には以下のコードをコピペしてください。

source "$HOME/.zshrc" 2>/dev/null
"$HOME/bin/fn" "$1"

Keyword と Run Script を線でつないでください。

Keyword と Run Script を線でつなぐ参考画像
Keyword と Run Script を線でつなぐ

これで完了です!

Alfredを開いて、実際にメモができるか試してみてください。

Alfredを開いて、実際にメモをする参考画像
Alfredを開いて、実際にメモ

さいごに

これで、fnスクリプトのセットアップからAlfred連携までが完了しました。

普段の作業中に思いついたことをすぐにObsidianへ送れるようになり、メモの取りこぼしが一気になくなるはずです。

りょうま

りょうま

Frontend Developer

北海道・十勝を拠点にフリーランスのフロントエンドエンジニアとして活動。
React、TypeScript、Shopifyを使ったモダンなWebアプリケーション開発を得意としています。
ユーザー体験を重視したインターフェース設計・実装を行っています。